今回は、「囲碁教室」とはどんなものなのか?ということについてお話しします。
・囲碁教室に通うとどんな良いことがあるのか?
・どういう学習方法なのか?
・どうやって参加すれば良いのか?
ということについてまとめていきますね。
これから囲碁始めてみたい方や、上達していきたい方は是非参考になさってください。
囲碁教室とは
囲碁教室(いごきょうしつ)とは、囲碁の打ち方を習い、楽しく上達するための講座のことです。先生が色々な方法を使って、あなたが囲碁を楽しめるようにサポートしてくれるのですね。
大人数で受ける合同レッスンや、数人で受けるグループレッスン、一対一で受けるマンツーマンレッスンなどがあり、各規模によってメリットや学習方法、参加方法が異なります。
今回の記事で、それぞれの教室について詳しく見ていきましょう。
大人数で習う囲碁教室(合同レッスン)
まずは、多人数で受ける囲碁教室について見ていきましょう。
多人数、大人数と言っても、会場の広さや碁盤の面数の多さによって具体的な人数はまちまちです。
10人前後の教室もありますし、20人~30人の教室、50人や60人を超える囲碁教室もあります。
合同レッスンのメリット
10人以上の生徒さんがいるお教室のメリットは、
・大盤での解説を気楽に聞ける
・囲碁仲間が増える
・練習対局の時間に色々な方と対局ができる
という感じです。
囲碁を学ぶだけでなく、人との交流ができるところが大きな魅力ですね。
教室の流れは「大盤解説」⇒「練習対局」
人数の多い教室の進行の仕方としては、
1、大盤解説で学ぶ
2、練習対局で打ってみる
という二つのステップが代表的な学習方法です。
大盤解説というのは、こんな感じで大きな碁盤を一番前に置き、先生たちが前に立って囲碁の打ち方を解説する方法です。
「へえ~」という感じで気楽に聞くことができて、生徒さんの質問への受け答えなども参考になります。
練習対局は、こんな感じの会場で生徒さん同士で囲碁を打っていきます。
先生が見回ってくれるので安心ですし、囲碁仲間が増えるきっかけにもなります。
大人数の囲碁教室への参加方法
このような囲碁教室への参加方法は、各碁会所のホームページから開催の日時などを確認し、その日に直接行っていただくことで参加できます。(大抵の教室は飛び入り参加ができると思いますが、事前に電話などで参加する旨を連絡しておくと確実ですね。)
※吉祥寺囲碁クラブ秀哉の囲碁教室はこちら:囲碁クラブ秀哉の「教室」&「指導碁」
教室の一般的な参加費
参加費は、一回につき2000円~3000円くらいのお教室が多いです。
お月謝制のところも多く、一ヵ月あたり8000円~12000円くらいが相場のようです。
単発で参加ができる囲碁教室に、試しに行ってみるのも良いと思いますよ。
数人で習う囲碁教室(グループレッスン)
数人で受けるグループレッスンもあります。
人数次第ですが、先生がいっぺんに複数の生徒さんと対局をする「多面打ち指導碁」という形をとっているところが多いです。
生徒さんの人数は2~8人くらいで、少なくとも一局は先生に打って教えてもらえる形ですね。
グループレッスンのメリット
グループレッスンのメリットは、
・先生に直接質問ができる
・指導碁を打ってもらえる
・少人数でゆったりと学べる
こんな感じです。
先生に毎回指導碁を打ってもらえて、直に質問がしやすい環境が魅力ですね。
グループレッスンの流れは「多面打ち指導碁」&「練習対局」
数人で受けるグループレッスンの流れは、
1、先生による多面打ち指導碁で打ち方を習う
2、練習対局で打ってみる
この二つのステップが代表的な学習方法です。
このように先生の席を碁盤で囲んで、複数人の生徒さんが同時に先生に打ってもらうスタイルです。
これが「多面打ち指導碁」というもので、人数は4人くらいまでとしている先生が多いです。
こういう感じになるわけですね。
また、お教室の参加人数が8人くらいの場合は、8面打ちをするのではなく、
①4人が練習対局で実戦
②残りの4人が多面打ち指導碁で習う
という形で始めて、練習対局や指導碁が終わったら、
③練習対局をしていた4人(①の方たち)が多面打ち指導碁で習う
④多面打ち指導碁を受けていた4人(②の方たち)が練習対局で実戦
というように、交代制で指導碁を受けるスタイルがよくあります。
大盤解説よりも深く学べるところがポイントですね。
グループレッスンへの参加方法
このような少人数制でのレッスンは、受けられる方の人数が限られていることから「予約制」であることが多いです。
「人数が集まったら開催する」というスタイルのお教室もあるようですので、各碁会所のホームページなどから、是非お問い合わせをしてみてください。
吉祥寺囲碁クラブ秀哉のグループレッスンは「指導碁」+「対局場への参加権」という形でほぼ毎日開催しています。
※指導碁について見てみる:しゅうさいの指導碁
グループレッスンの参加費
このような少人数制のレッスンは、形態によりますが、一回につき3000円~4000円くらいの参加費(場所代込み)が多い気がします。
先生が個人的に開催していることも多く、「先生への謝礼を人数で割る」という形が比較的多いです。
例えば、先生への謝礼が2万円だとして、参加人数が8人だとしたら、
20000÷8=2500円なので、一人2500円ずつを集めて先生への謝礼とし、別途、各々が場所代を払うという形です。
そうすると、一人当たり3700円などになりますね。
これが、昔からある「グループレッスンの参加費」の形式です。
他にも、お店がオフィシャルで開催しているグループレッスンもあり、参加費が人数と関係がない形もあります。(吉祥寺囲碁クラブ秀哉のグループレッスンはこの形式です。)
このように、システムは様々ですので、各お店や先生に聞いてみていただくのが確実ですね。
一対一で習う囲碁教室(マンツーマンレッスン)
一対一で習うマンツーマンレッスンもあります。
個人指導ということですね。対面で、先生一人を独占して習うことができます。
先生があなたの状態に合わせて教えてくれるのです。
マンツーマンレッスンのメリット
マンツーマンレッスンのメリットは、
・疑問点を気兼ねなくどんどん質問できる
・先生があなたに合わせて指導してくれる
・上達に一点集中できる
こんな感じです。
序盤から終局、整地まで、あらゆる局面についてレクチャーしてもらえるので、時間効率が非常に良いですね。
マンツーマンレッスンの流れは「ヒアリング」⇒「指導碁」
個人指導碁の流れは、
1、学びたいことを先生にシェアする
2、対局をしながら、具体的に教えてもらう
この二つのステップが代表的な学び方です。
一対一で、ひざとひざを突き合わせて習うスタイルですね。
あとで対局の記録(棋譜)とアドバイスがもらえます。
マンツーマンレッスンへの参加方法
一対一の教室は個人指導になりますので、先生と予定を合わせておく必要があります。
手間のようにも感じますが、予定さえ合えば時間をフレキシブルに使えますので時間的な効率が良いとも言えますね。
是非、各碁会所や各先生に聞いてみてくださいね。
※吉祥寺囲碁クラブ秀哉では、先生のご紹介システムが完備してありますので、お気軽にお問い合わせください。
個人指導碁について電話で聞いてみる:0422-21-4838(秀哉事務局は毎日12:00~17:00まで営業!)
マンツーマンレッスンの参加費
このような個人指導碁の料金は、場所や先生によって違いますが、
・インストラクターの個人指導:1時間3000円くらい~
・プロ棋士の個人指導碁:先生の段位やタイトル保持経験の有無による
※別途入場料
というようなイメージです。
先生によって様々ですので、是非、気になる先生に直接聞いてみてください。
また、パソコンを活用した「オンライン」での個人指導碁も色々な碁会所や先生方が取り入れています。
※吉祥寺囲碁クラブ秀哉でも承っていますので、参考になさってください。
オンラインのマンツーマンレッスンについて見てみる:オンライン「個人指導碁」
囲碁入門の方はグループレッスンか個人指導がおすすめ
さて、これまで何となく「囲碁をすでにやったことがある方」に向けたスタンスでお話ししてきましたが、囲碁を初めてなさる「囲碁入門」の方は、
・グループレッスン
・マンツーマンレッスン
のいずれかがおすすめです。
囲碁のルールはシンプルなのですが、ルールを覚えたあとに学んでいく「打ち方のコツ」に関して、人それぞれ疑問に思うことが違うのです。
なので、先生に直接質問ができる少人数制のレッスンの方が着実に囲碁を学んでいけると思います。
先生たちも、あなたが疑問に思うところを知りたがっています。
あなたの疑問点が分かると的確にアドバイスを出せますので、是非、どんどんわからないところを聞いてみてください。
※少人数制の囲碁入門教室:囲碁入門レッスン
まとめ
囲碁教室の情報についてまとめますね。
囲碁教室は参加者さんの人数に合わせた3種類があり、
・10人を超える「大人数での囲碁教室」
・数人~10人くらいの「グループレッスン」
・一対一の「マンツーマンレッスン」
このような分類でした。
どの形式にもメリットがあり、やり方、参加方法、料金システムなどが独自にありましたね。(入門の方はグループレッスンかマンツーマンレッスンがおすすめ)
また、どのスタイルであっても、最も確実な参加方法は「お店」や「先生」に直接問い合わせていただくという方法でした。
素晴らしいお教室が日本にはたくさんありますので、是非、思い切って飛び込んでみてください。
では、あなたの囲碁教室選びの参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました!