【クイズ解答】
問① C 関羽
問② C 碁石を飲み込んだ
問③ C 徳川家康
【豆知識解説】
< 関羽と囲碁の有名エピソード >
時は三国時代(184-280)の中国のお話。今でも伝わる「三国志演義」に、この伝説的なエピソードが出てきます。
戦の最中、蜀の武将、関羽が毒矢を受け、重症になってしまいました。その噂を聞き、名医の華佗という人物が治療をしに駆け付けました。
華佗先生は麻酔をすることを提案しますが、関羽なんとお断りします。その代わりに、なんとなんと、お酒を飲みながら碁を打ち、その間に肉を切り骨を削るという外科手術によって毒を取り除きました。
麻酔をしたほうがいいと思うんだけどな・・・と思うのですが、ここは流石の名武将、関羽ですね。
< 吉備真備の囲碁有名エピソード >
大昔の中国、唐の国(618-917)、日本の吉備真備というえらいひとが唐にわたりました。そのときの様子を描いたファンタジー小説のような「吉備大臣入唐絵巻」に、このエピソードが出てきます。
囲碁初心者の吉備真備が、唐人の囲碁がめちゃめちゃ強い唐の選手と戦わされます。しかも勝てないところされてしまう(!)というなんとも無茶な試合・・・。
鬼に囲碁を習い、アドバイスを受けて勝負を挑む吉備真備(ヒカルの碁みたいですね☆)。結果、同点(持碁)だとわかって、碁石を飲み込んでしまいます。怒って下剤を飲ませてまで碁石を排出させようとする唐人に対し、吉備真備はこれまたなんと超能力を使って碁石を体内にとどめ、難を逃れる……なんともファンタジー!!
< 徳川家康の囲碁エピソード >
45歳で囲碁を覚えた徳川家康。江戸幕府を開いたあと、1612年に囲碁の強い打ち手たちを「碁打ち衆」として俸禄(ほうろく)、というお給料を支給して召し抱えました。いわゆる現代でいうプロ制度を創設したということです。現代の「本因坊戦」の本因坊というタイトルにもあります。
市ヶ谷の日本棋院の地下にある「殿堂資料館」、ここで徳川家康が一番乗りで殿堂入りしています。市ヶ谷にお立ち寄りの際にはぜひ寄ってみましょう。
YouTubeの洪道場チャンネルでも紹介していますので見てみてください。