こんにちは!月曜級位者教室担当の俵です。
今回は、死活の「六死八活(ろくしはっかつ)」「六死八生(ろくしはっしょう)」についてご紹介します。
※六死八活と六死八生は同じ意味の格言です。本記事では「六死八生」で解説していきますね。
「六死八生」という格言は聞いたことがあっても、何のこと?という方もいらっしゃると思います。
二線で生きる際や、殺す際の参考になると思うので、ご一読いただければ嬉しいです。
六死(ろくし)とは
「六死八生」は二線で生きるか死ぬかの際に役に立ちます。
まずは「六死」からご紹介します。
この図ですが、黒が二線で六本並んで囲まれています。
六死の「六」は黒が六本という意味です。
この形だと、黒からスペースを広げて生きようとしても死んでしまうのです。
例えば、
黒1とスペースを広げても、白2、4となり、三目中手で死んでしまいます。
六死というのは、この図のように、六本並んで囲われた形は、自分から打っても死にですよ!という意味になります。
八生(はっしょう)とは
八生とは八本並んでいれば、手を抜いても生きている形になります。
この図は黒が8本並んでいるので、手抜きで生きているのです。
例えば、
白1、3とスペースを狭められても、黒が直線の四目の形になるので、生きています。いわゆる「直四」と呼ばれる形です。
続いて、
白5には黒6で、黒が二眼できるので生きています。白5で6なら、黒5で同じく生きていますね。
ということで、二線で並んだ形で囲まれている場合、
六本並んだ形は死に「六死」となり、八本並んだ形は生き「八生」となります。
これで終わりでも良いのですが、ひとつ疑問が残ります。
七本並んだ形が出てきていませんね(笑)
七本は先に打ったもの勝ち
七本並んだ形は、先に打てば生きますし、先に打たれると死んでしまいます。
この形を黒から打てば、
黒1とスペースを広げれば、白2とこられても黒3で、直線の四目になるので生きることができます。
逆に白から打たれると、
白1,3で狭められてしまい、白5で三目中手となってしまうのです。
七本の場合は先手必勝です!
六死八生の例外
二線で七本以上並んでいなくても、隅の特殊性を利用すると生きる場合があります。その形を動画にしましたので、下記よりご覧いただけると嬉しいです。
まとめ
①「六死八生(六死八活)」とは二線で囲まれた・囲った際の死活の目安になる。
②「六死」とは六本並んで囲まれてしまうと、死んでしまうという意味。
③「八生」とは八本並んでいれば、手を抜いても生きているという意味。
④七本並んでいる場合は、先に打ったもの勝ち。先に打てば生き、先に打てば死に。
また役に立つ形を定期的にご紹介していきます。
ありがとうございました!